
ポールスミスが日本に進出した1984年当時、日本では、バブル前のやや不況な状況であった。
その頃ちょうど、デザイナーズブームが始まっていて、ブランド=ファッション企業という状態から、ブランド=デザイナー、またはデザインハウス、という概念になっていった。
その後次第にバブル経済花盛りとなり、ファッション業界でも新たなブランドが雨後の竹の子のように立ち上がっていった。
ポールスミスは、日本に進出時よりコムデギャルソンのデザイナー川久保玲氏との親交が厚く、ファッションビル内に店舗を構える際、コムデギャルソンのあるフロアか、同じく親交が深いラルフローレンのあるフロアにするかとても悩んだ、というのは有名な話。
ポールスミスといえば、ビスポークと呼ばれる注文服を中心としたカチッとした昔ながらのクラシカルなディティールの印象が強い。
そんなクラシカルな雰囲気の中に、ブランドのシンボルともなっている色鮮やかなストライプ柄や花柄などをポイントにあしらった今までにない特徴的なデザインが人気の秘密ではないだろうか。
昔、江戸っ子は、はっぴの裏地に派手な柄を入れるなど、昔より日本人にはオシャレの才能が有ったといえる。そんな日本人のDNAに呼応する形で、そう、日本人のの知る「粋」に訴えかけるデザインが日本人に大きく受けているのであろう。
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